スタートで出遅れたが圧巻の追い上げで3位表彰台を死守!
2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦
SUPERBIKE RACE in OKAYAMA
SUPERBIKE RACE in OKAYAMA
2024年
9月28日(土):予選 天候:晴れ/曇り コース:ドライ
9月29日(日):決勝 天候:曇り コース:ドライ
岡山県・岡山国際サーキット(1周=3.747km)
観客動員数:6050人(2日間合計)
ST1000レース1(18周)
予選:4番手(タイム:1分32秒856)
決勝:決勝3位
公式予選は4番でからスタート!
公式予選は4番でからスタート!
全日本ロードレース選手権シリーズもいよいよ大詰めを迎え、第7戦は岡山国際サーキットで開催された。
今シーズン、4位、DNF、2位、3位、という結果に当然納得していない國峰だか、岡山は東広島のTOHO Racingにとってホームコースなだけに気合十分でウィークに入る。
レースウィークは9月下旬にしては暑いコンディションとなり、本番に向けてのセットアップが進められた。
前回のオートポリスから、スタートに課題を抱えていた國峰は何度もスタート練習を繰り返し、徐々に感覚を取り戻してきた。
金曜日のテストでは、ファンの皆様の声援を受け、結果で恩返しをしたい國峰はトップタイムをマークし、マシンも確実に仕上がっていった。
土曜日の公式予選では、トップの3選手がタイムを縮めるも、決勝を見据え一発タイムに拘らず安定したアベレージを出せるようにマシンのセットを煮詰めていく國峰。
フロントローのポジションなら十分にトップ争いが出来ると手応えを感じ、1分32秒856と予選は4番手となった。
ファステストラップで果敢に追い上げた決勝レース!
日曜日に行われたST1000クラスの決勝。
課題だったスタートでミスをした國峰は1コーナーを8番手で通過し、オープニングラップは7番手でコントロールラインを通過。
タイヤマネージメントを考える余裕がなったと言う國峰は、タイヤが温まる前から全開でトップの追い上げをし始める。
予選よりもコンマ2秒速いタイムで追い上げを開始し、2周目には6番手、3周目には5番手、4周目には4番手と、周回ごとにポジションを上げていった。
5周目のストレートでは岩戸選手のスリップに入り、1コーナーでパスして3番手に浮上。
7周目に入ると、前を走る2台がバトルをしている間に完全に追いつき、國峰を含めた3台が1パックとなりトップ争いが始まる。
オートポリスの教訓から、前の2台をじっくり観察して抜き所を考えながらの走行が続いた。
レースも後半になり、トップの國井選手がスパートをかけ、羽田選手もこれに続きペースを上げていった。
國峰は、1分32秒634と予選よりも速いタイムでファステストを出して追い上げたことでタイヤのライフがなくなり、2台についていくのが必死となった。
残り4周から徐々に離されていった國峰は、無理せず3位を死守することに気持ちを切り替えチェッカー。
その結果、國井選手がトップでゴールし、ST1000クラスは最終戦を待たずにシリーズチャンピオンが決定した。
スタートでのミスが悔やまれる結果となってしまったが、最低限の悔しい表彰台を確保した。
現在ポイントランキングでは羽田と同率ポイントで3位の國峰は、最終戦で優勝して2位を狙う。
ST1000ライダー 國峰啄磨コメント
今回は地元と言うこともあり、沢山の応援本当にありがとうございました!
事前のテストからマシンの仕上がりもよく、決勝レースではファステストも出せました。
課題だったスタートも何度も練習をさせてもらい、いいフィーリングを掴んで決勝に臨みましたが、自分のメンタルの弱さから、スタートをミスしてしまいました。
なんとか追い上げることは出来ましたが、前半にタイヤを使ってしまったことで後半2台について行くことが出来ず、悔しい3位となってしまいました。
シリーズチャンピオンは決まってしまいましたが、ランキング2位を目指して最終戦の鈴鹿でよい結果を出せるよう頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!
対談動画
悔しい3位となった國峰選手。
スタートの心境をせきららに話してくれました。