國峰啄磨が両レースで表彰台に上がりランキングトップを守り抜く！ 國峰啄磨 Official Website

 

   

 

全日本ロードレース選手権第6戦が大分県・オートポリスで行われた。

昨年は、オートポリス2&4レースがあったため、年2回開催されていたが今年は、1回のみ。

雄大な阿蘇の自然の真っただ中にある豪快なサーキットを舞台に熱い戦いが繰り広げられた。

台風が複数発生し、天候が心配されたが、金曜日の午後に中途半端な雨が降り、走れなかった以外は、全てドライコンディション。

日曜日は、快晴に恵まれ、戦日和となっていた。



ST1000クラスの國峰は、得意としているオートポリスで苦戦。

なかなかいいリズムで走ることができず、こちらも試行錯誤をしながらマシンセットを振っていく。



今回はJSB1000クラスとST1000クラスが2レース制となっており、共に土曜日に公式予選とレース1、日曜日にレース2が行われるスケジュール。
レース数の少ないST1000クラスにとっては、特に重要なラウンドとなる。

ポイントランキングをリードしている國峰にとって、ここをどう戦うかがシリーズチャンピオンとなるカギになりそうだ。

 

レースウイーク初日は、曇り空の中、ドライコンディションで1本目の走行は始まったものの午後は雨が降ってきてしまう。

國峰も少しでもドライのセットを進めていきたいところだったが、走ることができないまま土曜日の公式予選を迎えることになってしまう。


30分間1セッションで行われた公式予選。

國峰はセッション序盤で1分50秒台に入れ、4周目の計測でベストとなる1分50秒845をマークし3番手、セカンドベストも同じく3周目に出し1分50秒929で2番手と、両レースともフロントロウにつけた。



國峰は、レース1では、4台のトップグループの後方につけてタイヤの温存も考えながら周回を重ねていた。

しかしレースも折り返しとなるころで前を走る渡辺選手のペースが上がらない。

前の2台が逃げていくのを見て7周目に3番手に浮上するが、前とのギャップを埋めることができず悔しい3位となる。
 

 

レース2も序盤からトップ争いを繰り広げる。

ここでは渡辺選手のペースがよかっため、渡辺選手がトップに立つと、すかさず國峰も2番手に上がりマークしていく。

しかしレース中盤を過ぎると渡辺選手がペースアップ。

これについていくことができず、背後には荒川選手がせまっていた。

10周目には3番手に下がってしまっていたが残り3周を切ったところでトップを走っていた渡辺選手が転倒。

目の前をいく荒川選手をかわせば優勝だったが、今回は余力がなく2位でゴールすることを選択。

國峰本人は悔しいオートポリスラウンドとなったが、3位/2位と表彰台に上がったことでランキングトップをキープし、ホームラウンド岡山を迎えることになった。


 

2レース制となったオートポリスで、3位、2位と表彰台を獲得し、ランキングトップを守った國峰選手との対談動画。