最後まで攻めの走りを見せた國峰啄磨!
2022 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第8戦
第54回MFJグランプリSUPERBIKE RACE in SUZUKA
第54回MFJグランプリSUPERBIKE RACE in SUZUKA
2022年11月5日(土)予選 天候:晴れ コース:ドライ
2022年11月6日(日)決勝 天候:晴れ コース:ドライ
三重県・鈴鹿サーキット(1周=5.821km)
観客動員数:9400人(2日間合計)
ST1000
#29 國峰啄磨
予選1番手(2分08秒108 コースレコード)決勝:2位
2022年シーズンの全日本ロードレース選手権は、三重県・鈴鹿サーキットで最終戦を迎えた。
MFJグランプリと冠された今回のレースは、通常より3ポイント多く与えられる。
事前テストはなく、木曜日の特別スポーツ走行からレースウイークは始まった。
今回は日曜日まで好天に恵まれ、安定したコンディションのもとで行われた。
ST1000クラスの國峰啄磨は、渡辺選手と同ポイントで最終戦に挑んだ。
前でゴールした方がチャンピオンとシンプルな状況だけに、とにかく勝つことに集中していった。
國峰は公式予選のセッション開始早々にタイムアタックに入ると、本人もビックリする2分08秒108をマーク。
コースレコードを大幅に更新し、ポールポジションを獲得する。
ST1000クラスは12周で争われた。
國峰は、好スタートを切り、1コーナーは2番手だったが、2コーナーではトップに浮上する。
そのままレースをリードしていきたいとこだったが、ヘアピンでややはらんだところを南本選手に抜かれオープニングラップは、2番手で戻ってくる。
高橋選手、そして渡辺選手が続きトップグループは4台が形成。
渡辺選手が背後に迫ってくると何度か抜きつ抜かれつを繰り返す。
そしてレースが動いたのが折り返しを過ぎた7周目だった。
バックストレートで渡辺選手が一気にトップに出ると、國峰も2番手に浮上。
トップを走る渡辺選手に挑んでいく。
9周目の1コーナーでインを突くが、2コーナーでは渡辺選手が、S字コーナーでは國峰が前へとレース終盤を迎えヒートアップする。
しかし130Rで渡辺選手にかわされると、続くシケインでは高橋選手にもパスされてしまい3番手に下がってしまう。
何とか高橋選手を抜きたいところだったが、勝負を仕掛けられないまま、最終ラップを迎える。
高橋選手をかわせないまま、東コースから西コースに入るとスプーンカーブ立ち上がりで高橋選手がグラベルにタイヤを落とすと失速。
これを見逃さず2番手に上がると、渡辺選手のテールを追う。
そして最後の勝負所であるシケインでのブレーキングに入っていくが・・・2位フィニッシュとなり、惜しくもチャンピオンには届かなかったが全力を尽くしただけに胸を張る結果となった。
國峰啄磨コメント
最終戦の結果はとにかく悔しいですが、これが実力だと思います。
渡辺選手と高橋選手とバトルができたことは、いい経験になりました。
レースウイークに入ってからは、走る度によくなっていましたし、予選では自分自身でもビックリするタイムを出すことができました。
ルーキーイヤーでここまで走れたのは、今まで支えてくださった福間代表を始めチームのおかげです。
さらに速く強いライダーになれるように、これからも努力していこうと思っています。
多くの応援ありがとうございました!